「既製の住宅概念に囚われない、緩やかな自由を。」
建築家とつくる家の先駆け的プロジェクトとして建築したモデルハウス。通常は家族の暮らしを紐解きながらそこに建築家の提案をプラスしますが、この住まいは建築家とプライムライフが考える、少し新しい発想を持った住まいとして考えた正真正銘の「フラッグシップモデルハウス」です。同じ地元で活躍する家具の「やおもく」さんにも協力いただき、デザイン・素材・インテリアにこだわった住まいはたくさんの方に見学いただきました。
【現在は公開を終了しています。】
リアルなサイズ、コンセプチュアルな外観
モデルハウスは、実際の住宅街の一角に建築しました。実際に検討できる土地のサイズで、その中でどんな新しい提案ができるのか、ただ夢を広げるのではなく自分たちの暮らしに重ねていただくことを大切にしています。
玄関からこだわる、新しい試み。
玄関ドアはいわゆる既製品ではなく、オリジナルのサイズ、オリジナルの考え方で備え付けました。ボーダーレスを玄関から体現できるよう、引き戸のレールは上部だけの吊り下げ型。品のある飲食店に入っていく様な、特別感を演出しています。
リビングにずっと続く土間。
玄関に広めの土間をとる、というのは少しずつ家づくりのアイデアとして認知されてきました。このモデルハウスではさらにリビング・ダイニングまで土間を広げました。普段の暮らしに土間が入ることで、リビングで家族と会話をしながら自転車いじりをしたり、子どもたちの外遊びと家遊びの行き来の自由度を広げたり、暮らしに様々な展開が生まれることを想像しました。
つくることと食べることを一体化させる。
既製品のキッチンに大工工事で広めのカウンターをプラス。キッチン〜ダイニングを分離させず、ひとつにまとまることで、つくる食べるという暮らしの動作に変化をもたらします。家事をする夫婦と子どもたちのコミュニケーションにも選択肢が生まれ、「ちょっとした」関わりが増えるはずです。
玄関〜リビング〜中庭を一体的にする土間。
玄関土間からリビングへ、リビングから土間へ、土間から中庭へ。土間を介してたくさんの動線が生まれます。動線が生まれるということは、暮らしの中に遊びが増えるということ。また暮らしの中で、そこに道具が持ち込まれたり、関わる人が変わることで、土間の役割も変化成長していきます。l
一際明るい、特別な踊り場。
1階から2階へ上がる踊り場はいわゆる中2階。フリーなスペースはテレワーク、子どもたちの勉強部屋として活躍。また広々とした踊り場にすることで、通常では階段室になって遮られてしまう明かりが、家中に取り込みやすくなります。
あいまいな空間に人が集まる。
中2階のフリースペースは、1階はキッチンへ2階は各個人の寝室につながっていきます。家の中で人が動けば、この場所に動線が集まってきます。そういった中間地点の役割をもった場所にこれだけの明るさとゆとりがあれば、勉強をしている子どもに声をかけてあげり、仕事をしているお父さんの横で子どもが勉強をはじめたり、お互いの行動で刺激し合う暮らしが生まれると考えました。
子ども部屋
子ども部屋の収納は可動式になっています。収納を寄せればひとつの大きな空間に。パーテーションにすればそれぞれの個室に。
ロフトで空間を使う
パーテーションで仕切れる子ども部屋はロフトでひとつながりに。部屋自体が子どもたちの大切なアトラクションになります。
中と外とのあいまいな空間
外からリビングまでオールフラットデザイン。ちょっとした料亭に遊びに来た気分になります。
ブランチはここで
主寝室から伸びるバルコニーはブリッジ型のデッキ。
休日のブランチは陽だまりの中で。
中庭のシンボルツリー
しっかり伸びるシンボルツリー、2階から見下ろす外構デザイン。目線の行き来が楽しい中庭デザイン。
オリジナル扉で重厚感を
家の中と外の境界も緩くする、吊り戸式のオリジナル玄関扉。
和のテイストをマッチさせた空間に。
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